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~江戸開府400年記念出版~
『江戸の町並み景観復元図-御府内中心部-』

原図/立川博章(都市図画家)
監修/竹内 誠(江戸東京博物館館長)
吉原健一郎(成城大学教授)

江戸の町並み

江戸の浮世絵師・鍬形惠斎や安藤広重らの“江戸のパノラマ図”以来、
初めて完成した本格的《平成版江戸パノラマ図》

◆ 監修者の言葉
はじめに-大江戸を観る

江戸東京博物館館長 竹内 誠
成城大学教授 吉原健一郎

江戸が徳川幕府の中央城下町となってから、現在まで400年が経過した。アジア大陸の東にある小さな島国である日本に、当時の世界では最大の100万人以上の人口をもつ大都市江戸が成立し、発展したのである。
江戸の住民の中心は、武士とその家族である。将軍・大名をはじめとし、幕府の直属家臣団である旗本や御家人にいたるまで、相応の屋敷が与えられ、江戸の約70パーセントの土地が彼らの生活空間であった。これに対し、武士の生活を維持するための職人や商人・人足などの居住空間は、一部の上層町人を除けば狭い地域に限定されざるを得なかったのである。
しかし、武士の消費生活を維持するための町人の力は、貨幣経済の発達や商品流通の拡大などで増大していった。江戸に流入した人びとは居住地域を広げ、いわゆる「四里四方」と呼ばれたような大江戸を出現させた。
18世紀の後半には、江戸根生いの町人の間に「江戸ッ子」という言葉が生まれ、住民意識が強められた。彼らは武士たちとも交流しながら、文芸や芸能・絵画など多方面で江戸独特の文化を生み出した。
都市江戸を上空から眺めた図は、初期の江戸を描いた屏風として現れる。その集大成ともいえるものが、鍬形惠斎の「江戸一目図屏風」であろう。遠くに富士を望む江戸の景観図は、江戸が緑と水に囲まれた美しい都会であったことを温かいまなざしで描いている。
立川博章氏によって描かれた本図も、江戸以来の景観図の流れを引くものと考えてよいだろう。この図を眺めながら、江戸に生きた人びとの生活や文化に想いをいたすことで、現在に生きる私たちが、どのように東京を再生し、何を世界に向けて発信すべきかという課題を考えるための一つの契機となるのではないだろうか。

◆ 主な目次と執筆者
 はじめに-大江戸を観る・・・・・・・・・・・・・・・・ 竹内 誠・吉原健一郎
 虫の目で描く鳥瞰図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 桐山桂一(東京新聞社社会部記者)
 エッセイ/江戸の盛り場と江戸勤番武士・・ 山本博文(東京大学史料編纂所教授)
 エッセイ/江戸の往来・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 森 まゆみ(作家・地域誌編集人)

◆ 収録図一覧
 ● 第1図 皇居・麹町・四谷・番町・市谷・牛込付近
 ● 第2図 皇居・大手町・飯田橋・神田・外神田・湯島付近
 ● 第3図 赤坂・永田町・霞が関・虎ノ門付近
 ● 第4図 皇居外苑・丸の内・銀座・新橋付近
 ● 第5図 東神田・浅草・両国・人形町・本所・深川付近
 ● 第6図 茅場町・新川・八丁堀・永代付近

◆ 付録
 江戸時代・明治維新略年表
 東京都23区内の博物館・資料館・美術館案内

定価:3,800円(本体)
体裁:B4変形(299×265ミリ)オールカラー 上製本(4色刷カバー装)
頁数:60頁
発行所:内外地図株式会社

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